松本側から冬の上高地へ

Trekking

冬の上高地 河童橋まで行ってきました。

この記事では冬の上高地への行き方(松本側から)についてまとめてみました。

冬季入山について詳しくは上高地公式ウェブサイトをご覧ください

この記事は下記の様な方向けに書いています

  • 冬の上高地に行ってみたいけど行き方がわからない方(松本側から)
  • スノートレッキングで北アルプスを楽しみたい方

冬の上高地と聞くと厳冬期の穂高を目指すような冬山の上級者でないと足を踏み入れては行けないようなイメージがありますよね、、

ですが河童橋までならそこまでガチガチな冬山装備出なくても気軽にいくことができ、静かな冬の上高地を散策できますよ!

この記事が冬の上高地っていけるの?そもそもどうやっていくの?と思っている方のお役に立てれば幸いです。

それではどうぞ!

冬の上高地への行き方

冬の上高地へいくにはタクシーかバスを使って中の湯まで行き、そこからは片道約7.5キロの歩きになります。

上高地は沢渡や平湯温泉からシャトルバスが出ていて毎年約200万人が訪れる観光地ですが、11月に閉山するとシャトルバスも開山まで運行休止となります。

ルートと所要時間

中の湯から河童橋まで片道7.5キロ、往復で約15キロ、初心者でも休憩を挟んで5時間〜6時間程度で往復できます。

行きは全長1310mの釜トンネル、全長588mの上高地トンネルを抜け焼岳、大正池を左に見ながら舗装路を歩いていきます。

ルート詳細

スタート(足湯公園駐車場)

・冬季は沢渡バスターミナル上の足湯公園駐車場が除雪されており、無料開放されています。

・駐車場入口にタクシー乗り場があります、駐車場から中の湯まで運賃約3300円

冬季無料です、3名ならバスより100円高くなる程度で時間を気にせず行けるのでおススメです                    筆者は行きは近くの方に声をかけてタクシーで行きました笑

・バス停は駐車場から200mほど下った沢渡公衆トイレ付近にあります 中の湯まで運賃1000円

・バス停 始発8:55  次便11:00 ※バスの本数が少ないので注意して下さい。

バス停

中の湯(釜トンネル入口)

ここで登山届を提出して出発になります。ここで用紙をもらって書くこともできますがあらかじめ用意しておくとスムーズだと思います。

長野県警察山岳救助隊の方々が常駐されてます

さあここから出発です!

釜トンネル、上高地トンネル

所要時間約60

釜トンネルの序盤はとても暗いのでヘッドライトがあると歩きやすいと思います。           緩やかな登りが続きます。

ヘッドライトを点けてこれくらい

ライトがついてる場所もあります

トンネルを抜けて少し行くと奥に穂高の吊り尾根が見え、左に焼岳と大正池が望めます

大正池と明神岳、前穂と奥穂にかかる吊尾根

大正池は大正4年の焼岳の噴火で梓川が堰き止められてできたそうです

大正池横に冬季トイレがあります、水はでません。

大正池ホテルの横に自然探勝路の入口があり、そこからトレッキングコースになります。

大正池河童橋トレッキングコース

所要時間1時間30

梓川沿いや林間コースを歩いていきます

積雪の状況によってスノーシュー、ワカンやチェーンスパイクの使用をオススメします。

河童橋

晴れれば上高地といえば、という景色が広がっています!

晴れていたら… でも吊り尾根が見えたのでよかったです、快晴の日にまたリベンジしたいです

ハイシーズンは観光客で賑わいますが厳冬期はほとんど人がいません。               橋の付近にテーブルがありますのでここで景色を眺めながら休憩できます。

具材が圧倒的に少ない鍋焼きうどん… 食材を持ってこなかったことを後悔しました笑

河童橋から中の湯(復路)

所要時間2時間〜2時間半

帰りは河童橋を渡って梓川右岸を通って自然探勝路を周回するか、河童橋バスターミナルから舗装路を歩いて帰るかの2通りになります。

その日の状況、時間等からルートを決めてもいいと思います。舗装路の方が時間短縮になります。   帰りのバスの時間には余裕を持って到着できるようにしましょう。

梓川右岸から六百山と霞沢岳

バス、タクシーの時間

帰りのバスの時間は14:30、15:05を逃すと18:05の最終便まで時間が空いてしまうので注意が必要です。

タクシーは中の湯入り口に停車しています

バスの時刻表

服装、装備

日中は太陽が出ていれば暖かく感じますが標高約1500mあるので風が強かったり、日が翳るだけでとても寒くなります、帽子、手袋、厚手の靴下等は最低限必要になります。他にホッカイロやネックウォーマー、休憩時にダウン等あると快適だと思います。

雪が少なかったりトレースがあるとツボ足でも歩けますが、新雪ではスノーシューやワカンがあると便利です。

また、日陰はカチカチに凍っていてとても滑りやすいのでチェーンスパイクや軽アイゼン等あると安心です。筆者がトレッキングに行った際も何人か滑って、転んでる方もいました。

注意事項

  • 稜線に出る様な登山ではないですが標高が高く天候も変わりやすい為、天気予報をチェックして十分な準備をしていかれることをオススメします。
  • 下記写真が上高地冬季入山ルールになります。登山届の提出はもちろん冬季トイレの使用、ゴミの持ち帰りなどの最低限のルールを守り安全第一で楽しみましょう

その他

トイレ

トイレは4箇所あります。この場所以外で用を足すのはやめましょう

下山後のお風呂

沢渡周辺は温泉が多いですが、足湯公園駐車場のすぐ向かいにともしびという温泉山小屋があり、冬も営業していました。            

焼岳から70℃の源泉を引いていて薄めることなく源泉掛け流しの露天風呂が特徴だそうです。

料金なんと、、300円と激安です。

山の温泉というと濁っていて硫黄臭くなる様なイメージがありますが、ともしびの温泉はクリアで全く硫黄臭くありませんでした。

温度は42℃前後で気持ちよくはいれます。小屋の中にお風呂がある感じですが着替えだけ持っていれば入れますよ。小屋の主人が優しかったです。

 

 
 
 
 
 
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